■タンク

私達が水中で呼吸をするための空気は、高い圧力で圧縮されてタンクに満たされています。

タンクは、アルミまたはスチールでできており、日本の規定で3年もしくは5年に1回(タンクの製造年月日により異なる)の耐圧検査が必要です。
タンクの刻印


@気体の種類
Aタンク番号
Bタンク容量
Cタンク重量
D耐圧検査日
Eテスト圧力
F常用充填圧力

タンク内の空気の出し入れに使用されるのがバルブです。
バルブには“Kバルブ”、リザーブ付きの“Jバルブ”がありますが、一般的にKバルブが使われています。
Jバルブはタンク内の圧力が20〜40気圧になるとバルブが閉じ初め、呼吸抵抗が増えてきます。
そのことにより、残圧が少ないことが分かり、レバーを引いて通常の空気の流れに手動で戻すのです。
現在は残圧計が普及しているので、ほとんど使われていません。



スチールタンクは底が丸くなっています。
そのため倒れないようにタンクブーツを付けています。

タンクバルブ


空気が入っているタンクは、日本の規定で“灰色”に定められています。これは国によって異なります。

タンク内に湿気が入ると腐食の原因になるため、タンク内の空気は30〜40気圧ほど残すようにしましょう。
また、使用しない時は倒れると危険なので、寝かせておきましょう。

スチールタンクよりもアルミタンクは水中での浮力が大きいので、タンクの種類に応じてウエイトの調節に注意しましょう。

タンクを炎天下に放置したままにするとタンクが破裂する恐れがあり危険です。炎天下に放置せずに、日陰に保管しましょう。
タンクやシートをかぶせておくだけでも効果的です。

炎天下のタンク放置は
危険です



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