地形と人工構造物
陸上と同様、海底にもいろいろな地形や人工構造物があります。
地形や人工構造物を楽しむことや、そこに生息する生物を観察することは、ダイビングの大きな魅力です。
■魚礁
生物の住みかとして海底に設置されている人工構造物です。
魚だけでなく、多くの種類の生物が住んでいます。
■ごろた石
丸みを帯びた石が、たくさん転がっている場所です。
多くの生物が、石の間や裏側に隠れています。
■砂地
うねりにより、海岸と平行に砂紋(リップルマーク)と呼ばれる小さな山ができています。
ヒラメやカレイなどが、体色を砂地の色に変化させて、目立たないようにうまく隠れています。
■沈船
事故や戦争で沈んだ船に生物が住んでいます。
船の内部に入るためには、特殊な訓練が必要なので、船の外側から観察するのが一般的です。
■ドロップオフ
崖状になった急な傾斜です。
壮大な景色を楽しんだり、外洋性の回遊魚を見ることができます。
■岩場
岩場の中でも、砂地にある非常に大きな岩の塊や、それらが連なっている場所のことを根といいます。
沖の砂地にある根は回遊魚の通り道になっていたり、多くの種類の生物が住んでいます。
■サンゴ礁
暖かい海に生息するサンゴ礁は、トロピカルフィッシュの最高のすみかです。
トロピカルフィッシュに触れることができるほど、そばで観察することができます。
サンゴの成長は非常に遅いため、フィンでサンゴを傷つけたり、サンゴを壊す行為はしてはいけません。
■アーチ
火山地帯では、人が通り抜けられるほどの大きなアーチがあります。
アーチの中は、夜行性の生物にとって最高のすみかです。
■ケーブ
洞窟のことです。
ライトで照らすと多くの夜行性の生物を確認することができます。
特別な訓練をした上級のダイバーのみがケーブを楽しむことができます。
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