■光と色

水中では、魚の大きさが実際の大きさよりも大きく(3分の4倍)見えたり、実際の距離よりも近く(4分の3倍)に見えます。
これは、光が水中から空気中(マスク内)へ入る際に屈折するためにおこる現象です。
ですから、ロープなどにつかまろうとして手を伸ばしても、思ったより遠くてつかめないというようなこともあり、注意が必要です。

また、海の深さが増してくると色がくすんで見えてきます。
最初に赤がくすんで見え、次にオレンジ、黄色、緑、最後に青という順序でくすんで見えるようになります。
これは、色(太陽光)が水に吸収されるためにおこる現象ですが、水中ライトで照らすと鮮やかな水中の世界を見ることができます。




■音

水中の音は、空気中の音よりも早く(約4倍の速さ)伝わります。
私達は、左右の耳に届く音の時間差でその方向を判断しているので、その時間差が短い水中では、音の聞こえてくる方向がわかりにくいので注意が必要です。
周囲を見渡して、合図のためにたたくタンクの音や、頭上を通るボートのエンジン音の方向を確認しましょう。




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