■ダイバーの体内窒素の変化
ダイバーが水中で呼吸をすると、窒素は徐々に体内に吸収されていきます。
ダイビングを終えて浮上を開始すると、体内に吸収された窒素は呼吸を通して徐々に体外へ排出されていきます。
下のイラストは、ダイバーの1日の体内窒素の変化を表したものです。
1 ダイビング前
陸上では、窒素は体内に吸収されません。
2 ダイビング開始
ダイビングを開始すると、窒素は徐々に体内に吸収されていきます。
3 浮上開始
浮上を開始するときには、たくさんの窒素が体内に蓄積されてしまいます。
4 浮上中
ダイビング中に体内に蓄積された窒素は、浮上中に呼吸を通して体外に排出されていきます。
5 水面休息時間
水面休息中にも窒素は徐々に排出されています。しかし、短時間では全ての窒素を排出することは出来ません。
6 ダイビング開始
2本目のダイビングを開始すると、1本目のダイビングから体内に残っている窒素(残留窒素)の上に、新たに窒素が蓄積されていきます。
7 浮上開始
2本目のダイビングを終えて浮上を開始するときには、1本目の残留窒素の上に、2本目の窒素がプラスされて、体内に蓄積されています。
8 ダイビング終了後
体内に蓄積された窒素は、ダイビング終了後、徐々に体外へ排出されていきます。
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