【表2】水面休息時間表の使い方
■窒素消失時間"A"
ダイビングが終了してから、次のダイビングのために潜降を開始するまでの時間を水面休息時間といいます。1本目のダイビングで体内にたまった窒素は、水面休息中にも呼吸を通して徐々に体外に排出されていきます。
【表2】水面休息時間表の"A"は窒素消失時間です。
窒素消失時間は、体内から完全に窒素が消失するわけではありませんが、次のダイビングに影響しないレベルまで窒素は排出されています。
従って、水面休息時間で"A"の窒素消失時間を超過すれば、次のダイビングは、1本目のダイビングと同じように、【表1】滞底時間-反復記号表で引くことができます。
反対に、1日のうちに繰り返し行われるダイビングで、水面休息時間が"A"の窒素消失時間を超過しない場合、次のダイビングを反復潜水と呼びます。
反復潜水は、体内にたまった窒素(残留窒素)に注意しながら、次のダイビングの計画を立てる必要があります。
1本目のダイビング終了時の反復記号Eのダイバーの、窒素消失時間は?
《ダイブテーブル使用方法》
@1本目のダイビング終了時の反復記号はEでした。図のように線をたどり、【表2】水面休息時間表に移ります。
Aそのまま横に進み、"A"の列を見ます。
正解:窒素消失時間は3時間です。
【ダイブテーブル用語】
■水面休息時間
潜水と潜水の間の時間。
■水面休息時間表
時間が経過すると残留窒素レベルも低くなります。反復潜水の新しい窒素レベルを引きます。
■反復潜水
1日に水面休息時間表に該当する時間内に繰り返し行われる潜水。
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